よなハック

【挑戦と変革に共に立ち向かう】徒然と書いてます。

タイにおける国主導のエコシステム!!

こんばんは!
帰りの飛行機から更新!
タイ、最高すぎます。タイになりたい。


今日の振り返り!



今日は、タイのイノベーションの拠点である、「Thai science park」へ!
イノベーションの事例紹介、企業、研究機関の見学を行いました!!


結果から言うと、半端なかった!


Thai science parkは、バンコクから車で北に30分ほど。
同じ地域内に、研究機関、企業、大学がまとまった形で設置され、偶発的にオープンイノベーションが起こるように設計されています。




企業の製品等では、
・廃棄物から作られる布(シルクのような肌触りでめちゃくちゃ気持ちよかった)
・自己修復するコンクリート
・海水から作れるコンクリート
・シート状で、物質の表面をコーティングするコンクリート(タイの農村部で水路を引く時に、このシートを並べていけば水路ができる)
・物流の全てを管理するRFIDタグシステム
・断熱、屋内の気流を高め、省エネルギーを実現する家
・これまでより断然軽いダンボー
・防水のダンボー
などなど。。。


研究機関では、
・虫に寄生する植物の研究(虫に寄生する植物を利用して、植物の種の保存を行おうとしている)
・廃棄物の再利用技術
・天然由来成分からの生活用品の開発(虫除け、化粧品など)
・あらゆる植物のサンプリング


これはほんの一部で、実際には4000以上の新技術と製品が生まれているそう。




個人的には、大学、研究機関、企業を同じエリアに配置したからと言って、そんなにオープンイノベーションが起こるのか?という疑問がありましたが、毎日至るところでセミナーや発表会が行われ、常に最先端の情報が循環するようになっているそう。



そして、利害関係なくフォーマルな友好関係が作れるよう、政府がサポートしているとのこと。




そして、常に競争競争ではなく、それぞれにとっての価値が循環するエコシステムが出来ているのだと。

例えば、タイには世界中から大企業が進出してきています。
外資の大企業はお金はあるけど、人材と時間が無い。逆に、タイの中小企業は、お金はそんなにないけど人材と時間はある。



そういったニーズとリソースのマッチングを行うことで、それぞれが利益を得る。利益を得ることで企業の成長を図ることが出来、そして新たに雇用が生まれることで、国民のためにもなる。



と言ったところ。



エコシステムというのは、元々自然界の生態系のことを言うもので、多種多様な環境、生物が共存共栄していることを表す言葉。




それが、イノベーションを起こしながら様々なステークホルダーが共存共栄する、というシステムがタイにはできあがっている。



日本だと、イノベーションは個人が起こすものであるように感じる。イノベーションを起こした企業は新たな価値を社会にもたらしたとして脚光をあびるが、それを国がサポートしているというのはあまり聞いたことがない。
様々な取り組みが既にあるのだと思うが。



それゆえ、イノベーションを起こした事例や、イノベーションを起こす思考法が求められているように感じる。




その点、タイは国主導で、イノベーションを起こす環境ができあがっている。方法論ではなく、コラボレーションが起こりやすい環境、仕組みを整えることで、偶発的にオープンイノベーションが起こるような仕組み作りがされていると感じる。




まとまりないけど、こんなところ。




研究機関も、すぐに情報提供、材料調達をできるように準備されているらしい。日本だと、大量の申請書類と、緻密なフォーマットが必須で、申請の段階で相当エネルギーを使うらしい。



個人的な見解で言うと、
・タイは、イノベーションを起こすための仕組み作りを国が行っている。
・日本は、まだまだ個人単位でイノベーションの努力をしなくてはならない。
・そのため、タイでは爆発的なスピード感で新技術、新製品が誕生している。
・日本は、爆発的なスピード感でそれをやるにはハードルが多い。



そんな所でしょうか。。



一番の違いは、国と企業が対立構造になっていないところかな。


日本は、何かアクションを起こす際、国や役所を通すとなると面倒くさいイメージを伴うが、タイは何かアクションを起こす際、国がそれを後押ししているイメージ。




個人的に興味深いのは、莫大なイノベーション製品や技術が全てタイの環境から生まれていること。
・気温が高い故にコンクリートが劣化、ひび割れする。→自己修復するコンクリートを作れないか?→自己修復するコンクリート
・川沿いに大量の水草が繁殖する。→水草を有効活用できないか?→水草から肥料を作ることに成功

などなど。


日本だからこそ起こる問題を突き詰めていけば、日本もまだまだイノベーションの余地はある。
満員電車とか特に。




また、風土や文化に合わせて、伝統技術も発達してきていると思うので、それらとどのように新技術、製品が共存していくのかも気になるところ。



例えば、沖縄は日差しが強くて湿気が多いから、平屋の1回建てで、家中に窓があり風が抜ける設計になっている。みたいな。



イノベーションが起こりまくることによって、それらが失われるのも勿体ないな~と。絶対的に遺伝子として取り込まれていくのかな??




まとまりないけど、こんな感じでした!!




大事だと思ったのは、個々人がいかにアクションを起こしていけるかということ。日本だと、失敗したら終わりのようなイメージもあるが、タイは挑戦することを推進しているように感じた。そして、日本と比べて、失敗しても個人にダメージがいかないような仕組みになっている。



実際、欧米とかの成功例がないとなかなか走り出せないらしいが。。



刺激的が強すぎて整理できてないけど、めちゃくちゃ脳が刺激されました!!



やっぱ行動だな。


自分自身も、動いていきたい。



昨日のブログにも書いたように、レスリングと同じく、人生も挑戦と努力が大事なんだと思いました!!
挑戦に失敗は付き物。失敗するからこそ、成功するために努力するのかなーと。


イノベーション起こしてぇ~!!!



「やりたいことがわからない人」にアタックしたい!!


テンション上がってまとまりつかないので、このへんで!



今日から帰国して、そのまま羽田で飛行機を乗り継いで沖縄へ!



沖縄では、いろんな人に会うとともに、海軍司令官や平和記念公園など、沖縄の歴史を知れるところに行ってみたい。
琉球王国沖縄戦GHQの統治時代、などなど、沖縄に生まれ育った身として、ルーツを把握したい。



あと、OISTにも行きたい。


おしまい!!!!!!