0414!
ジュニアオリンピックカップ!
慶應義塾大学レスリング部のコーチとして参加。
部員は勝って明日に残った者も、負けてトーナメントが終了したものもいる。
慶應の選手たちの成長を目の当たりにして、僕自身もますますコミットしていきたいと思うところ。
1日目を終えて思うことは、勝った負けたで一喜一憂するのではなく、自分の目標に対して何ができたか、何ができなかったのかを考えて欲しい。
簡単な図解
【自分の目標】
↑
できたこと/できなかったこと
スポーツって素晴らしいとは言うけど、何が素晴らしいのかを自分なりに言語化してみると、自分の目指す目標に対して、現状と目標のギャップを把握し、そのギャップをいかに埋めるかという戦略を立てて実行し、振り返る、ということをやり続けることにあると思う。
その現状把握に必要なのが、上記で述べた自分の目標に対してできていること、できていないことを切り分けて整理することだと思う。
シンプル。
この感覚があれば、ほとんどのことは乗り越えていけると思う。
何より、自分の目標をもっているかが大事。
全部そこから始まる。
ずっとレスリングにのめり込んでいた自分が、現役選手という立場から離れてレスリングを見て思うことは、以下の3つ。
・ありがたい
・目標達成のプロセス
・プレッシャー
ありがたいに関しては、こんな観客がたくさんいる中で、こんなにチームのサポートを受けて、こんなに光の当たる舞台で、こんなに沖縄から皆が応援しに来てくれて、そこで自分の目標を追い続けていたんだな、ということに気づいた。
しかも、世界大会というチャンスに繋がっている大会。
こんな舞台が、中3〜大2まで用意されていたんだと思うと、なんてありがたいか。なんて恵まれていることか。
自分自信がレスリングをしている時は、絶対勝つって必死だったし、負けたら皆に申し訳ないって勝ってに使命感を背負ってた。
だから、優勝するまではめちゃくちゃしんどかったし、
優勝しても、嬉しいではなく、ほっとした、という感想がいつも残っていた。
今、現役から離れて、観客席から、必死に目の前の対戦相手に必死に食らいついていく選手達を見て、そこに昔闘っていたはずの自分の姿を投影してみると、本当に恵まれていたんだな〜と感謝の気持ちが自然と浮かんできた。
本当にありがたい。
当たり前じゃないよね。
2つ目の、目標達成のプロセスに関しては、自分の目標を達成するために、できていることとできていないことを切り分けて考え、できていないことをいかにできるように努力していくか、という万事に通じる成長のプロセスをレスリングから学んだな、ということ。
レスリングの世界にどっぷり浸かっている時は、自分がインカレ優勝したと言っても、同年代で全日本や世界で勝っている人達に比べて劣っていると感じていた。
レスリング界という環境においては相対的に劣っていたのは事実だと思う。
しかし、レスリングから離れてみると、全日本で勝つための努力、世界で勝つための努力、そのための思考、戦略、努力なんて、やってる人の方が希である。
こうして違う環境に飛び込んで、振り落とされそうになっても食らいついていけるのは、そういう思考の訓練をされてきたからだし、それでこれまで自分が望んだものを手にしてきたからだと思う。
上記のことをこれまでやってきたという自負があるし、だからこそ自分を信じるということができるんだと思う。
意図せず大切なことを学んでいたな。と気づいた。
3番目のプレッシャーについては、シンプル。
目の前の敵が自分のことを倒しに来る。
こんなプレッシャーは普通に生きてると感じることは無い。
しかも沖縄から遥々、親や恩師が、自分の後輩達が来ている。
そこで負けるということがどういうことか。
深刻に考えすぎかもしれないけど、こう考えてしまうことは異常ではないと思う。
そういうプレッシャーの中でオレは闘ってきたんだな、ということを誇りに思った。
などなど。
他にも書きたいことはいろいろある。
・試合前の「緊張するな」というアドバイスについて
・セコンドワーク
などなど。
立場を変えて関わることからこうした学びを得るのも、本当にありがたいことだな。
いつ自分の人生を振り返っても、今日のように自分の過去から学べるように、目の前のことに全力でありたいと思いました!!
おしまい!!