よなハック

【挑戦と変革に共に立ち向かう】徒然と書いてます。

前例のないもののユースケースをどう記述するか

20180929

 

今日の良かったこと3つ

 

 

既存のユースケースから機能を抽出→新たな物理で実現=イノベーションの種子

研究に関して、7/30~8/5にかけてヒアリング調査を終え、8月2週目にはテキストの分析が終わりました。

「よーし!システムを構築するぞ~!!」と奮起したはずが、9/30になった今でもアーキテクチャ設計が終わっていない。

 

予定では8/8にシステムの効果を検証する予定だったので、事実7週間遅れ。。

 

何ができなかったのかというと、アーキテクチャ設計ができていなかった。

 

アーキテクチャ設計とは、システムに要求されている機能・性能を、システムを構成する要素に配分して構成要素の仕様を明確にするとともに、構成要素間のインタフェースを明確化することです。

http://se.rdy.jp/ad.html

 

去年一年間システムズエンジニアリングを学習して、すっかりシステムズエンジニアリングを用いてシステムを構築することに得意意識を持っていました。

前期は実習のティーチングアシスタントを務め、後輩たちにアドバイスしながら自分の成長も実感しており、自信がありました。

 

が、自分がやってみようとなるとできなかった。

悔しいけどリアル。

 

なぜアーキテクチャ設計ができていなかったかというとユースケースを書く、ということができなかった。

ユースケースとは利用者があるシステムを用いて特定の目的を達するまでの、双方の間のやり取りを明確に定義したもの

ユースケースとは - IT用語辞典

 

これがトピックタイトルの既存のユースケースから機能を抽出→新たな物理で実現=イノベーションの種子という話。

 

現在修士研究の一環として、自分自身のオリジナルシステムを構築しようとしているわけです。しかし、既存にないもののユースケースを書けずに、「目的を達成するためには、何をどうするシステムを構築すればいいんだ~!!」となっていました。

 

今までにないモノのユースケースをどのように想起するか。

 

それが、トピックタイトルの既存のユースケースに係るお話。

シンプルに言うと、新しいものだからと創造的に想起しようとせず、既存の似たようなシステムや事例のユースケースを持ってくるだけでよかった。その上で、自分自身のオリジナルの部分をどうするかを一生懸命考える。

 

この順番で進めるとうまくいきました。

いやー、わかってみると「授業で習ったじゃん。。」という感じなんですよね。やはり、知っているできる、は違うな~。

 

その点、レスリングの上達のプロセスと一緒だ。

習っただけではできるようにはならない。習ったことをやってみて、何ができていて、何ができていないのかを切り分けて整理し、できていないことをいかにできるようにするのか、を試行錯誤する。

 

今回は、ユースケースを書いて機能を抽出する。ということを習っていたし、やってきたはずなのにできなかった。

システムズエンジニアリングを実施する手順は知っていたはずだし、やってきた。

しかし、前例のないもののユースケースをどう記述するかができていなかった。

 

前例がないからと頭抱えずに、似たような事例から引っ張ってくる。

 

気づいてみたらめちゃくちゃシンプルでした。

 

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長くなりましたが、本題。

 

ユースケースを考えることができれば、つまり、目的を達成するために何をどうすればいいかがわかれば、何をどうする機能が必要かがわかる。その機能を何によって実現するのかというのが、物理設計

 

例えば、水を飲む際に必要なのは、水を口に運ぶ機能。この機能を、コップで実現しても、スプーンで実現しても、ペットボトルのキャップで実現しても、洗面器で実現してもいいわけです。

 

このように、機能をどの物理で実現するか、というのが物理設計です。

 

で、何がイノベーションの種子かというと、イノベーションは既存のモノと既存のモノの組み合わせで起きるわけですが、既存の機能を別の物理で実現することによって引き起こされているイノベーションがほとんどではないかと。

 

例えば、iPhoneは、電話・ブラウザ・iPodを、iPhoneという一つの物理で実現したものです。

 

電話もブラウザもiPodも元々あったわけで、その3つのシステムの機能を、フルタッチスクリーンという新しい物理で実現したというのがイノベーションの種子と言えるかと思います。

 

という風に考えていくと、あらゆるもののユースケースと機能を抽出し、ほかの物理で実現することによって何かしらの改善が見込めればイノベーションを狙って起こすことができるのではないかと。

 

当たり前っちゃ当たり前のことですが、こうして自分の言葉で再整理してみると、また理解が深まった。

 

もくもく研究

毎週土曜日午前は、神武研究室所属の2年生でもくもくと研究を進めようと、もくもく塾を始めました。

 

集まって、もくもく研究を進める。

 

それがもくもく塾。

 

今日はやっと機能が書けた。

 

それがユースケースを書けたから、という話なんですが。

 

 

久木留先生に人生相談

午後は、専大レスリング部の恩師、久木留先生に人生相談。

大学院の残りの半期をどう過ごすか。

 

・自分自身がどうなりたいかを定めて、テーマを決める。そのテーマに係る人に会いに行ったり自分で経験したりする。

 

・沖縄には、アジアのゲートウェイになれる素質が十分ある

 

・誰よりもやって短時間で極める

 

・本質を見誤らない=何のためにやっているのかを自分の言葉で言語化する

 

 

話す前はもやもやとして気持ちを持っていましたが、話した後は心が晴れ晴れ。

8,9月は勉強すればするほど、わからないしできない自分に気づく毎日で、踏み出す勇気を失っていました。

 

 

これも、自分で大学院に行くと決めて機会を掴み、ビジネスをやってみて、このままじゃダメだから勉強しようと勉強し、わからないことがありすぎる自分に気づき、このままじゃ身動きが取れないから人に相談する。

 

シンプルに、見えているビジョンを実現するだけだな

 

話す前は、わからないことがわからない自分に気づく毎日で、もやもやしていましたが、その過程も大事な通過点ということに気づけた久木留先生との会食でした。

 

ありがたいことです。

 

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ということで、9月も終わり。

時間が早すぎて意味が分からん。

オフライン意識で生活するようになって多少は時間の流れも抑えられてきたかな。。

 

 

次は研究だ。

ビジネスも再開しよう。

 

おしまい。