よなハック

【挑戦と変革に共に立ち向かう】徒然と書いてます。

慶應レスリング部の明るい未来しか見えない

20181203

 

こんにちは。

12/2土曜日に、早慶戦がありました。

 

日本のレスリングの歴史では、初めてレスリング部を立ち上げたのが早稲田、次いで慶應。最も歴史のある2校が各校の看板を懸けて闘うのがこの早慶戦

 

私も慶応のコーチとして参加しました。

 

一言で言うと、素晴らしかった。

 

慶應レスリング部の選手の皆、力の限りを尽くして闘い抜きました。結果を見れば7-0ですが、一つ一つの試合に魂が込もっているのが伝わってきました。

 

初戦で主将の桑田が一点を争う死闘の末に惜敗。流れ次第では勝ってもおかしくなかった。この死闘で火がついたか、続く61kg級の1年生土屋が粘り強いディフェンスを見せました。65kgの山際が得意の形でポイントを重ねることができたし70kg級は副主将山下が、早稲田の主将で全日本チャンピオンの選手を相手に幾度もチャンスを作る善戦。74kgの森江は得意の形を積極的に作って勝負を仕掛けていた。86kg級は新主将の大山もこれまでは試合で実力を発揮できないのが課題でしたが、強気の姿勢で勝負できていました。

 

ざっと試合を思い出して書きましたが、本当に命懸けで一人一人が闘い抜いたな、という感想です。

 

勝負の世界だから、勝者がいれば敗者もいるし、やっぱり負けは悔しいのだけれど、爽やかな試合だったと思います。

 

で、本当に慶應レスリング部は、この1年間、4年生が良いチームを作り上げたな、と思うわけです。

 

主将の桑田・副主将の山下、二本柱でチームを引っ張りつつ、脅威の伸び率でチーム全体で成長してきた一年間でした。

これで4年生は引退となる訳ですが、ここで書かずにはおれないのが、主務の榎本。

 

彼が縁の下の力持ちなんですわ。この慶應レスリング部の爆裂な成長は、桑田と山下の努力があってのことはもちろんのことですが、榎本の献身的な行動があったからこそ成し遂げられたものなのではないかと私は思います。

 

縁の下の力持ちオブザイヤーがあったら確実に榎本が受賞してる。平成最後の縁の下の力持ち。

 

とかふざけたことを挟みましたけども。

 

大学からレスリングをはじめ、中々勝つことはできませんでしたが、常に前向きな努力を重ね、主務としてチームの活動を支え、チーム全体の成長に貢献していました。チーム全体の成長と書きましたが、個人としても彼は非常に強くなりました。コーチングスタッフやOBの方々と話していても、皆口を揃えて榎本は非常に成長したと話しています。スパーリングとかしても、レスリングをわかってきてる感があるし。

 

まあなんだ。

 

よく頑張ったよ榎本。

 

 

ってね。榎本だけに焦点を当てましたが、一人一人にドラマがあってね。書き始めたら時間が足らんのですが、今日は榎本贔屓です。

贔屓する理由はないけどそういう気分なので悪しからず。

 

話を慶應レスリング部全体に戻すと、本当に良い流れが出来ています。皆強くなってるし、部員一人一人の努力は確実に結果に現れています。

 

この早慶戦をもって、桑田と山下、エース格の2人が抜けますが、ビビることはない。確実に一人一人が強くなってるし、それは一人一人の努力の表れです。日々の鍛錬が間違っていないと、今回の早慶戦を見ても、11月の大田区大会、新人戦/選手権を見ていても確信しています。

 

 

新年度のチーム体制がスタートした訳ですが、これからの一年間、相手は格上だ、とか、一部リーグだ、とか、ビビらずに、殺す気でやったらいいと思います。私は、新体制の慶應レスリング部は、大きな可能性を秘めていると思います。レスリング界の歴史を変える闘いができると信じてます。

 

新主将の大山とスパーリングすると、気を抜いたら負けると思わされる程強くなってるし、新副主将の竹越はインカレチャンピオンからポイントを取る程実力をつけています。一人一人に焦点を当てて語りはしませんが、みんな勉強と両立しながらレスリングに真摯に取り組み、努力を重ねる素晴らしい選手達です。

 

慶應レスリング部の、明るい未来しか見えない。

 

もっと欲張って行こう。高校時代にチャンピオン級だったレスラーを、慶應レスリング部員が食えたら面白いし、実現できるところまで力を付けてる選手が何人かいます。

 

というわけで、新体制、また気持ち新たに頑張っていこうではありませんか皆さん。

 

僕も力の限りサポートしますので。

 

 

良いもん見せてもらってます。

慶應レスリング部と関われて良かったな~と思った早慶戦でした。

 

 

なびあ、山下、榎本、ゆきちゃん、なべちん、ゆうたろう、おつかれさまでした!

 

 

レスリングやめたら目の前の相手が自分のことを倒そうと必死になってくることもないんでね。命懸けで闘うこともないし。

 

レスリングと離れて、レスリングの楽しさを再発見すると思うんで、また道場で会えることを楽しみにしています!

 

というわけで、おしまい!

 

PS 僕もエキシビジョンマッチやらせてもらいました。斎藤くんありがとうございました。最初一気に6点取られて本当に殺されると思いました。体重差が20kgあったから後半巻き返せた。階級合わせたら勝てる気しない。めちゃ強かった。