よなハック

【挑戦と変革に共に立ち向かう】徒然と書いてます。

勝ち方

20190205

 

【勝ち方】

レスリングでも研究でも、勝ち方というものがあって、その勝ち方を学び、七転び八起きで実践していくのが勝ちに近づく方法なのだよ。というお話。

 

 

結論、レスリングでは相手のバランスをコントロールするための具体的なケースをたくさん考えて、世界レベルの動画を見まくって学び、実践しまくれよ!と過去の自分に伝えたい。自分一人で試行錯誤するのではなく、動画を見て学び、その技がなぜかかるのかを理解し、実践してみる。これをひたすらやれと。それをやった量が勝ち負けに繋がると考えろと。そう言いたいです。

 

「研究における勝ちとは?」

→共感性の高い社会課題にアタックし、その解き方を明らかにすること説

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てなわけで、こんにちは。

 

レスリングで15回日本一を経験した後に、現在大学院で研究をして論文を書く、ということをやってみて、「レスリングでも研究でも勝ち方があるな~」ということに気がついた訳です。

 

何事も勝ち負けが全てでは無いが、この事を覚えておいて欲しい。

 

と、過去の自分へのメッセージとして書き綴りたい。

 

 

まずレスリングですが、勝つやつは「バランス」が分かってる。与那覇少年は早熟だった分、高校までは力で捩じ伏せることで勝てたかもしれない。しかし、大学生になり、周りのライバルもそれなりに力が付いてくると、心·技·体でいうところの、体に差がなくなってくる。そこで、心・技が残るわけですが、段々と勝てなくなり焦っていた与那覇少年、心に関しては早いとこスポーツメンタルコーチングというものに出会っておくべきでした。そこはご縁なので、コントロールできない部分なので仕方ないとして、技に焦点を当てて話を進めます。

 

無敗の高校時代でしたが、高校3年生の頃には部内で段々と勝てなくなる自分に焦りはじめていました。

 

そこで、大学では技を身につけたいと、当時ロンドンオリンピックの強化委員長だった佐藤コーチがいる専修大学を選択したのでした。

 

試行錯誤を重ねては、ああでもない、こうでもない、と悩む日々でしたが、大学2年次のインカレ優勝を最後に、大学3,4年は勝てない日々でした。

 

そして大学4年次の5月、リーグ戦を期に燃え尽き症候群となった訳です。

 

そしてレスリングには一区切り付けて、勉強を頑張ろうということで慶應義塾大学大学院SDM研究科を受験し合格。

 

そして大学卒業後は大学院に進み、勉強の日々でした。

 

ご縁ありまして、大学院で勉強をしつつ、慶應義塾大学レスリング部のコーチを努めてさせてもらいました。

 

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過去の自分に向けたメッセージのはずが、自分語りになっておる。

 

閑話休題

 

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そう!

大学院では「システム」についてかなりの時間を割いて勉強しました。そして、システムの勉強をする時に、全てレスリングに置き換えて考えておりました。「システム設計において、要求ってのは測定可能なのものを設定するのか~。確かにレスリングでも目標設定が曖昧だと達成度を測れないな~。」とか。「システムってのは複数の構成要素が相互作用しながら目的を達成するのか~。レスリングって自分が相手にプレッシャーをかけた時、相手は何をどう考えてどう対応してくるんだっけ?それに対してオレはどうするっけ?自分と相手がどう相互作用してるんだっけ?」などなど。

 

レスリングをやっていた時は、勝った/負けた、ポイントを取った/取られた、技がかかった/かけられた、などなど、目の前の勝ち負けに囚われて、抽象的に物事を考えていました。

 

で、大学院で色々考えた結果、

 

レスリングってどうやったら勝てんの?」

 

に対する答えは、「相手を倒す」で、

 

「じゃあどうやったら相手を倒せるの?」

 

に対する答えは「バランスを崩す」で、

 

「じゃあどうやったら相手のバランスを崩せるの?」

 

に対する答えは、「相手の重心を自分がコントロールする」

 

「じゃあ相手の重心を自分でコントロールするためには?」

 

・・・、みたいな感じで色々考えた訳でございます。それを慶應レスリング部で実践してみて、考えてまた実践。を繰り返して勝ち方が分かってきました。

 

今はレスリングの世界レベルの動画とかを見ても、なぜその動きでその技がかかるのか、を理解できるようになりました。

 

結論、相手のバランスをコントロールするための具体的なケースをたくさん考えて、世界レベルの動画を見まくって学び、実践しまくれよ!と過去の自分に伝えたい。自分一人で試行錯誤するのではなく、動画を見て学び、その技がなぜかかるのかを理解し、実践してみる。これをひたすらやれと。それをやった量が勝ち負けに繋がると考えろと。そう言いたいです。

 

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次は、研究について。

 

結論「社会課題に対して、俯瞰的かつ緻密にアタック出来るかどうか」が勝ち方だと思います。

 

研究については、2年間の修士研究を通じて思うことですが、一言で言うと、「問題を設定し、その解き方を明らかにする」ということかと。

 

例えば電気を発明する研究をしようと思ったら、夜くらいと作業が出来ない、危ない、などの問題を設定し、その解き方として電池と電線を利用した発光体を作るという目的を設定し、そのための解き方を試行錯誤し明らかにする、的な。

 

面白い研究というのは、まず問題設定が面白い。電気がない時代に普通、発光体作ろうとか思わんでしょ。よくそこを攻めたなと。社会的意義があるがどう実現するかがわからん。そこを問題として定義して、コンセプトを作り、実装する、というのが面白い。

 

 

僕は、「大学運動部の運営負担が主将に集中しており、選手間で目標に対してまとまるのが難しい」ことを問題として、チーム目標と個々人の将来の夢・理想を繋げるシステムを提案した訳です。

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研究の勝ち方について。

 

 

「研究における勝ちとは?」

→共感性の高い社会課題にアタックし、その解き方を明らかにすること

 

だと思いました。

 

根拠を示しつつ、社会課題を設定し、俯瞰的に緻密に論理的に、その解き方を明らかにしていく。

 

根気のいる作業ですが、根気強くこれができるかが勝ち方かなと。

 

 

ビジネスでも、投資でも、恋愛でも、なんでも、勝ち方があって、いかにそれを実践しながら自分のモノにしていくか。そこの勝負かなと。

 

研究についてはまだ浅いので、深堀りしていきたい。

 

おしまい!