よなハック

【挑戦と変革に共に立ち向かう】徒然と書いてます。

Don't give up and uncontinue.

20180826

 

Don't give up and uncontinue.

 

この言葉は、ホームレスワールドカップ創設者が日本の若者へ送ったメッセージ。

 

 

今日は、一般社団法人Sport for smile主催のイベントに参加してきました。テーマは、「サッカー×社会貢献」。

 

日本障がい者サッカー連盟の意義や活動内容、サッカーを通じたアフリカ若者犯罪集団への人間教育、サッカーを通じたLGBTの交流コミュニティの醸成など、自分が知らなかった世界の話をお聞きしてきました。

 

特に心に残ったのは、発達障害の方のお話。人の目を見て話すことができなかったので、これまでの50年間ずっと下を見て生活していたとのこと。

 

50歳をすぎて、ダイバーシティサッカーに参加し、パスの練習をした際に、「相手に届くようにボールを蹴る。相手も自分に届くようにボールを蹴ってくれる。」という感覚を味わった。そこで初めて人とのコミュニケーションが上手くいったと感じた。

 

そこから何かお手伝い出来ることはないかとダイバーシティサッカーの取り組みのお手伝いをしていると、出会いが出会いを呼び、先日は音楽会でギターを披露した。今日はこうして皆さんの前でお話している。50歳をすぎてサッカーを始めて人生が変わった。それまでは人と話すこともできなかったし、人前で話すなんてとてもできなかった。

 

と話していました。

全てのきっかけは、サッカーの練習に参加し、人とパスを交わしたこと。そこから人生が180度変わったと。

 

 

感動的な話でした。

 

 

イベントは14:00~21:00までと、ハードではありましたが非常に満足度は高かったです。

 

 

ホームレス、難民、LGBTギャンブル依存症うつ病など、社会からの断絶を経験した人たちが集い、スポーツを通じた仲間作りを行っているのが、ダイバーシティカップ

 

社会からの疎外を何度も経験し、人やコミュニティと関わることが出来なくなってしまった人達が、試合前は円陣を組んで士気を高め、試合中はお互いのプレーを讃え合い、試合後はお互いの状況について話す。と、サッカーを通した仲間作りをしているそうです。

 

その他にも、日本の大学3年生がサッカーを通じてケニアの若者ギャング集団と交流し、「○○(ギャング集団の名前)は解散した。俺たちは若者のリーダーだ。」と名乗る解散式まで行った話も興味深かった。

 

そして冒頭の言葉です。

「Don't give up and uncontinue.」

上手くいかなかったことや壁にぶつかったこともたくさんあったが、ここまで来れた。

というホームレスワールドカップ創設者の言葉。

 

このイベント参加前はホームレスワールドカップと聞いてもピンと来なかったのですが、サッカーを通じたホームレス支援が世界規模で効果を発揮している話を聞き、この言葉がグサグサ刺さりまくりました。

 

また、今回はサッカーを通じた社会貢献を行っている若者の表彰式も行われたのですが、その表彰式で一橋大学大学院教授の鈴木さんが、「全て小さく始まっている。小さい取り組みから試行錯誤を重ねていくことで大きな社会課題解決に繋がっていく。」と話していたことも印象的でした。

 

全ては小さく始める。そして、Don't give up and uncontinue.

 

小さく始めて、ギブアップしないこと、続けること。

 

世の中には自分の知らない課題がたくさんあって、その解決に向かっていろんな人がいろんな想いで活動していることを知りました。

 

 

自分自身も、今目の前にある課題解決に取り組んでいこうと想いが固まった1日でした。

 

 

障がい者の性暴力被害と自己肯定感の関係、社会課題というニッチな領域でのマーケティング、想という感じの語源、攻めのCSRと守りのCSRなど、書きたいことはまだまだたくさんあるけどおしまい。

 

良い週末でした。