20210321
日曜日。
本日午前はレスリングのコーチへ。
指導にあたる中で気になったのが表題の「気付く力」。
レスリングをはじめ、多くの物事は「量をこなせば成果が出る」と単純なものではない。
量をこなす=努力を重ねると同時に、良し悪しに気付いて改善することが必要。
今日は、その気付く力について。
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気付く力を養うためには、「問いを立てる」→「観察する」→「仮説を立てる」→「仮説を検証する」というステップが必要だと考える。
・問いを立てる
問の立て方としては、「〇〇するにはどうすれば良いか?」を定型文として問いを立てることをオススメしたい。この質問を通じて、自分が目指すものの要点を導き出すことができる。
悪い例は「なぜ〇〇できないのか?」という問の立て方。これではできない理由ばかり見つけてしまうので、自分の目的を達成するための要点を導き出しにくい。
まずは問の立て方が重要。
次に、「観察する」。
「〇〇するにはどうしたら良いか?」という問いを立てたら、〇〇を既に実現出来ている人を見つけ、観察する。
観察し、「この人はどうやって〇〇をやっているんだろう」と自分なりに考える。0から考えるよりも、出来ている人から学びとる方が時間的にもエネルギー的にも効率が良い。
観察したら、「〇〇するには△△が重要だ」など、自身の仮説を構築する。
そして、仮説を検証する。検証の方法は、自分で試してみるのも良いし、その仮説を他者にぶつけてみてフィードバックを得るのも良い。
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レスリングにおいては、この「気付く力」の有無、または強弱で、人によって成長角度が大きく異なる。
勝ちたいのであれば、誰よりも努力することはもちろん、勝つために気付き、工夫を重ねることが重要。
レスリングに限らず、その他のスポーツや、ビジネス等にも通じる力なので、自分自身も気付く力を養っていきたい。
おしまい。