よなハック

【挑戦と変革に共に立ち向かう】徒然と書いてます。

OODAループとレスリングの上達

20210411

 

日曜日。

本日午前はレスリングのコーチ。

基本的に、土日は慶應レスリング部のコーチのために日吉におります。

 

平日は組織開発コンサルティング

 

土日は、スポーツコーチング。

 

組織開発とスポーツコーチング。

 

共通項の多い、2つの事柄を行き来することから見えてくることも多々ある。

 

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本日は、OODAループとレスリングの上達について。

 

OODAループについてはこちら。

OODAループとは、上の図の通り、Observe(観察)、Orient(状況判断、方向づけ)、Decide(意思決定)、Act(行動)の頭文字をとったもので、わかりやすくいうと「みる」「わかる」「きめる」「うごく」という意味になります。

《図解》 PDCAとの違いは?現場に強いビジネスメソッド「OODA(ウーダ)ループ」とは? – データのじかん

 

「努力は必ず報われる」

こんな言葉があるが、正しい努力でなければ当然報われない。また、努力だけでなく、工夫も必要だと考える。

 

では、正しい努力・工夫とは何なのか。

 

レスリングにおいては「OODAループを高速で回すこと」が一つの解だと思う。

 

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レスリングで強くなるには?」を問いとした時に、「心技体」「スタンド/グラウンド」など、抜け漏れない論点で答えを出していくこともできるだろう。

 

一方、レスリングのようなマイナースポーツでは、競技をすることで収入を得られる環境を得られるのは、本当に一握り。そういう意味で、私個人は、競技人生あたりの努力量・工夫量をどれだけ高めていくか。が重要だと考える。

 

レスリングで強くなるには=努力・工夫 / 競技人生。

 

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話しをOODAループに戻す。

 

強くなるために大事なことは、がむしゃらに努力をすることではなく「気付き、改善する」サイクルをガンガン回していくこと。この「気付き、改善する」サイクル=「みる」「わかる」「きめる」「うごく」のOODAループだと考える。

 

成長角度が低い、なかなか上達しない、そういった課題感がある場合、上記サイクルが回っていないと思う。

 

「何か上手く行かない」の段階で思考をやめてしまっており、「何が上手く行っていないのか」「理想は何なのか」「強い選手はどうしているのか」等を考え、自分自身で理解し行動してみる。というプロセスを作れず、同じレベルでずっとがむしゃらな努力をしても強くはなれない。

 

今は、Youtubeで強い選手の動画をいくらでも見られる。スマホで練習動画を撮れば、その場で自分自身の動きを客観的に捉えることができる。

 

そうして、強い選手のレスリングや自分のレスリングを見て、気付き、改善していくプロセスを回していかねば強くなれない。

 

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これはレスリングに限らず、色々なことに共通すると思う。

 

実際、自分自身を振り返ってみても、伸びる時期・伸び悩んだ時期の違いは、このサイクルを回せていたかどうかの違いでもある。

 

選手個人がOODAループを回せるような働きかけや仕組みづくりが必要だと考え、今月から一週間ごとの目標設定を全体で行うようにしている。

 

以上、OODAループとレスリングの上達、についてでした。

 

おしまい。

 


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本日の練習には、専修大学レスリング部同期かつ2017 U23レスリング世界チャンピオンの河名選手、専修大学の後輩で東日本学生2位の細谷選手が参加してくれました。

 

素晴らしい技術指導ありがとうございました!