よなハック

【挑戦と変革に共に立ち向かう】徒然と書いてます。

経済活動と組織

20210405

 

経済活動と組織について。

 

当たり前だが、会社はお金配りのボランティアをしてくれている組織ではない。

 

雇用契約に準じた仕事・成果に対して、従業員に給料や手当てを支払っている。

 

会社は従業員に給料を支払い、従業員は労働力を会社に提供する。

 

会社はお客様に仕事を通じて価値提供をし、お客様はその対価として会社にお金を支払う。仕事を通じた価値提供の源泉は、従業員の労働力。  

 

こうして価値とお金が循環することで、会社&事業は継続できる。

 

逆に言うと、価値とお金が循環しなければ、会社&事業は継続できない。

 

それが冒頭の「当たり前だが、会社はお金配りのボランティアをしてくれている組織ではない。」というお話。

 

ーーーーーーーーーー

 

大学院時代に自分でビジネスをした経験がある。

  

自分自身は研究も忙しかったため、友人を雇い、ビジネスを手伝ってもらっていた。  

 

自分自身は身銭を切って投資し、

・投資を回収できるか  

・ちゃんと給料をお支払いできるだけの収益を上げられるか

等々考えながら運営していても、

 

時給をお支払いしている時間中に、居眠りやお喋り等で時間が過ぎていくこともあった。

 

手伝ってくれていることには心から感謝する一方、「この時間とエネルギーにお金が支払われている」という感覚は、給料を支払う側になってみないとわからないかもな、と思ったりした。

 

ーーーーーーーーーー

 

閑話休題

 

人は「お金を支払えば成果を出してくれる」と単純なものでは無い。

 

成果を出してもらうために、給料以外にも、労働環境の整備、個人への動機付け、組織の関係性の質の向上、その他諸々、様々な要素が必要。

 

これらについては会社がメンテナンスしていく必要がある。

 

一方、会社がお客様からお金を貰って価値提供をするように、従業員個人も会社からお金を貰っている分の価値提供を会社に対して納める必要があると思う。

 

自分自身が貰っている給料分の成果を出せているか。

 

意外と、この問いに向き合ってない人も居るのだなと感じる今日この頃。

 

購入した商品が不良品だったら、支払った金額分の価値を享受できない故に、返金・返品を求めると思う。

 

この資本主義経済においては労働力も商品。

 

自分自身が貰っている給料分の成果を出せているか。については考えた方がよろしいのではないでしょうか。

 

給料分の成果を出してくれない社員を雇用し続けることは、お金の観点から言えば、持続可能では無いと思う。

 

「良い組織」について考える前提として、「経済活動と組織」というお話でした。

 

おしまい。